「セルフカラーで髪が広がる?」の巻

「セルフカラーで髪が広がる?」の巻

美しく健やかな髪をテーマに、日々研究しているシャンプー博士ですが、シャンプーマネージャーの目を盗んでちょっとネットサーフィン。


ふと見つけた「ドラッグストアで意外と売れた商品」という記事をチェックしますと・・・

「最近、家庭用ヘアカラーの売り上げが好調。美容院に行けず、セルフカラーの人が増えた」という内容だったんですな~。

ここで、「セルフカラーは傷む」という話を思い出したのでした。

 

家庭用ヘアカラーの質が悪いわけではないんですが、以下の理由でサロンカラーより傷みやすくなるんですな~。


①  サロンでは「根元」「中間」「毛先」の染め分けをするんですな~。健康な根元と、デリケートな毛先では「薬剤の塗布量」「薬剤の強さ」を変え、あらかじめ専用のケア剤で毛先を保護するのも一般的。ところが、セルフの「染め分け」は難しいんですな~。


②  全体を染めるのに手間取ったり、放置中(自分のように)ネットを見たりしているうちに、指定の放置時間より長い時間が経過・・・


セルフカラーして梅雨のこの時期、「あれ?クセ毛がパワーアップした?」という感じに広がったり、何となくうねってまとまりにくくなっていたりしたら・・・


傷んで、湿気の影響を受けやすくなっているんですな~。

カラー剤には「アルカリ」「過酸化水素」が入っており、髪表面を保護している「脂質の膜」がヘアカラーで失われやすくなるんですな~。

この「脂質の膜」は、湿気をブロックしたり、髪同士がもつれたりするのを防ぐ働きがあります。失われると、湿気を吸ってクセが出やすくなったり、髪同士がもつれやすくなったりするんですな~。


そこで、セルフカラーしたら、「サロンのように髪をいたわる3ステップのセルフケア」をおすすめするんですな~。

 

ステップ1:カラーヘアは、シャンプー時の摩擦でいっそう傷みがち。キシミ摩擦をおさえてなめらかに洗える「アミノ酸系シャンプー」をおすすめするんですな~。

髪同士がこすれないようよく泡立て、頭皮をマッサージするように洗います。


ステップ2:シャンプー後は、コンディショナーよりトリートメントをおすすめするんですな~。

髪に塗布したら、粗めのコームでとかしてなじませます。できれば、すすぐ前に3~5分放置して髪をパックしますが、カラー後1週間はこの「パック」を毎日行うのが理想的ですな~。

 

ステップ3:ドライヤーの前に、「洗い流さないトリートメント」をつけます。

ミルクタイプは、髪の内部にうるおいが浸透して、カラーヘアに起こりやすい「ゴワつき・パサつき」をおさえるんですな~。髪に塗布したら、再び粗めのコームでとかしてなじませ、ドライスタート。
冷風で仕上げるのが「ツヤ・まとまりアップ」のコツですな~。

傷みをケアすれば、雨の日も「思い通りの髪」に近づくんですな~。

 

雨って、自分はちょっと苦手なもんですが・・・


まあ、「雨だから仕事のやる気が出ないんですな~」とシャンプーマネージャーに言うわけにもいかないので、デザートを食べてエネルギー補給しますかな~。

それでは、次回のコラムもお楽しみに・・・なんですな~。

 

 

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